組織・対話・信頼

サンドイッチ・フィードバックとは?「褒めて挟む」が満足は上げても行動を変えなかった実験と、指摘が届く3つの条件

部下が作った役員会向けの資料に、根拠の弱い数字が混じっていました。多くの管理職は、まず「見やすくなったね」と良い点を口にします。次に「ただ、この数字の根拠は弱いかな」と指摘します。最後に「でも全体的にはよく頑張っている」と励まして締めます。日本の管理職研修では、この順番を「サンドイッチ話法」や「PNP法」と呼び、定番として教えてきました。

この手法には、もっともらしい裏付けが語られてきました。指摘だけを伝えると相手が傷つき、やる気を失う。だから褒め言葉で包めば、指摘が受け入れられやすくなる、という説明です。ところが、この「順番」そのものを実験で確かめた研究は驚くほど少なく、結果も割れています。受け手の満足は上がる一方で、行動や成績が変わらなかった研究が複数あるのです。

この記事では、医学生350人の追跡、事務作業の実験、数学テストの実験など主要な研究を整理します。そのうえで、順番より効く「指摘の中身」の条件をまとめます。部下や学生、後輩にフィードバックをする立場の方に向けた内容です。

サンドイッチ・フィードバックとは何か

サンドイッチ・フィードバック(feedback sandwich)とは、良い点、改善点、良い点の順で伝える手法です。改善点をパンで挟むように見えることから、この名が付きました。

この呼び名を広めたのは、2002年に米国の家庭医療誌 Family Practice Management に載った、アン・ドーレンウェンドの記事「Serving up the feedback sandwich」です。医療教育の現場から、看護、スポーツ指導、企業のマネジメント研修へと広がりました。日本では「サンドイッチ話法」「PNP法(Positive-Negative-Positive)」の名で、1on1や評価面談の作法として教えられています。

手法の中身は単純です。しかし、ヘンリーとディジェナロ・リードが2015年の論文で指摘したとおり、推奨する側も反対する側も、長いあいだ意見だけで議論をしていました。実験で確かめた研究は、2010年代に入ってようやく出そろい始めます。

なぜ「褒めて挟む」は効くと考えられてきたのか

指摘は相手を傷つけ、やる気を奪う。この直感が、褒め言葉で包む発想の出発点です。そして、この直感には一定の根拠があります。

クルーガーとデニシは1996年、フィードバックの効果を調べた607件の効果量をメタ分析しました。対象は2万3,663人分の観察です。平均すると成績は上がりました(効果量 d = 0.41)。ところが、3分の1を超えるケースで、フィードバックはむしろ成績を下げていました。この分析から生まれたのがフィードバック介入理論(FIT)です。指摘が「作業」ではなく「自分自身」に注意を向けさせると、成績が落ちる、という説明です。

※効果量 d は、2つの条件の平均の差を標準偏差で割った値です。0.2で小、0.5で中、0.8で大が目安とされます。メタ分析は、複数の研究結果を統計的に統合する手法です。

感情面の根拠もあります。フォンほかが2019年に発表したメタ分析では、78研究を対象に、否定的なフィードバックが内発的動機に与える影響を調べました。肯定的なフィードバックと比べると、否定的なフィードバックは内発的動機を下げていました(効果量 g = −0.36、ランダム効果モデル)。ここまでは、直感どおりです。

※効果量 g は d とほぼ同じ意味で、標本が小さいときの偏りを補正した値です。ランダム効果モデルは、研究ごとに真の効果が異なると仮定して統合する方法です。

ただし、同じ分析には見落とされがちな結果があります。「何も言わない」条件と比べると、否定的なフィードバックは内発的動機を下げていませんでした(g = −0.06、統計的に有意差なし)。つまり、指摘そのものが害なのではありません。「褒められた人との落差」が、やる気の低下として観測されていたのです。

図1|否定的フィードバックは「何と比べるか」で評価が変わる 何も言わない場合と比較 g = −0.06(差なし) 肯定的FBと比較 g = −0.36(下がる) −0.6 −0.4 −0.2 0 +0.2 内発的動機への効果量 g(マイナス=動機が下がる) 出典:Fong ほか(2019)78研究のメタ分析。ランダム効果モデルの点推定値を図示。
図1:指摘そのものは動機を下げていない。下がって見えるのは「褒められた人」と比べたときである。

もう一つ、見逃せない根拠があります。フィードバックを「する側」の不安です。ロジャー・シュワルツは2013年、ハーバード・ビジネス・レビューの記事で、管理職がサンドイッチ型を使う理由を整理しました。相手が受け入れやすいと考えるから、公平に見えるから、そして自分と相手の気まずさが減るから、の3つです。3つ目は、受け手ではなく送り手の都合です。この手法が広まった背景には、指摘する側の心理的な負担軽減があった、と考えられます。

実験は「順番」の効果を示したのか

主要な実験を並べると、受け手の印象は上がるものの、行動や成績への効果は一貫して確認されていません。しかも、研究の数自体が少なく、対象人数も小さいものが目立ちます。

ここでは、サンドイッチ型を直接扱った研究を、発表年順に整理します。

研究 対象・人数 比べたもの 結果
デイビスとジェイコブス(1985) 小集団での対人フィードバック 4種類の順番の印象 サンドイッチ型は「信頼できる」「望ましい」と評価された。成績は測定していない
パークスほか(2013) 医学部3年生 20人と350人 書面のピアフィードバック 学生は成績が上がると信じたが、実際の成績に差はなかった
ヘンリーとディジェナロ・リード(2015) 大学生8人、事務作業 3種類の順番と「なし」 指摘→褒め→褒めが最良。サンドイッチ型は2位。褒め→褒め→指摘は最下位
プロハスカほか(2020) 大学生91人、数学テスト サンドイッチ/指摘のみ/なし サンドイッチ群が準備時間も正答数も多かった。ただし「褒めの有無」と「順番」を分離できていない
ドーランほか(2022) 大学生155人、仮想の成績60点 全6通りの順番 自己申告の動機に差なし。動機を左右したのは感情の強さだった
リンほか(2023) 歯学部生、実習指導 サンドイッチ/Ask-Tell-Ask 評価スコアに有意差なし(p = 0.197)。自由記述ではサンドイッチ型が好まれた

※p 値は「差がないと仮定したとき、観測された差が偶然生じる確率」です。慣例として0.05未満を「有意」と呼びます。上の表の研究は、いずれも査読付き学術誌に載ったものですが、ドーランほか(2022)は国際会議の論文集です。

受け手は「効いた」と感じている

パークスほかの研究は、この手法の性質をよく示しています。ニューメキシコ大学の医学部3年生が、診療録の課題に書面で相互にフィードバックを出し合いました。予備研究は20人、本研究は350人が対象です。学生はサンドイッチ型のフィードバックを受けると、次の課題の成績が上がると信じました。しかし実際の成績を追跡すると、差は見つかりませんでした。論文の題名は「サンドイッチは印象を変えるが、成績は変えない」です。

2023年のマレーシアの歯学部の研究でも、傾向は同じでした。サンドイッチ型と、質問から入る「Ask-Tell-Ask」型を比べたところ、評価スコアの差は統計的に有意ではありませんでした。ただ、自由記述では、サンドイッチ型を受けた学生のほうが「自信が持てた」と書いています。受け手の心地よさは、確かに上がるのです。

行動は「順番」より「最初の一言」で変わった

行動そのものを測った数少ない実験が、カンザス大学のヘンリーとディジェナロ・リードによるものです。大学生8人に、封入や書類のファイリングなど事務作業をしてもらい、作業後に3種類の順番でフィードバックを伝えました。サンドイッチ型(褒め→指摘→褒め)、褒め→褒め→指摘、指摘→褒め→褒め、そしてフィードバックなしです。褒めと指摘の数は3条件で同じにそろえました。

図2|順番ごとの作業量の変化(作業後に伝えた4人の平均) +10% 0% −10% −20% 基準値(フィードバック導入前の作業量) +3.4% −1.1% −14.2% −17.8% 指摘→褒め→褒め (指摘が先) 褒め→指摘→褒め (サンドイッチ型) 褒め→褒め→指摘 (指摘が最後) フィードバックなし 出典:Henley & DiGennaro Reed(2015)表1。対象は8人中、作業後に伝えた4人。少人数の探索的研究で、個人差が大きい。
図2:褒めと指摘の数は同じでも、指摘を先に置いた順番だけが作業量を増やした。ただし8人の実験であり、傾向の確認にとどまる。

作業後に伝えた4人の平均では、指摘を先に置いた順番だけが基準値を上回りました(+3.4%)。サンドイッチ型はわずかに下回り(−1.1%)、指摘を最後に置いた順番は大きく下がりました(−14.2%)。著者らは「指摘の前に置く情報が多いほど、フィードバックは効きにくくなる」と考察しています。最初の一言に注意が集まり、あとの言葉は薄まる、という見立てです。

ただし、この実験は8人が対象で、個人ごとの結果はばらついています。作業前にフィードバックを伝えた4人では、「なし」が最も良い結果でした。傾向を示した研究であり、決定的な証拠ではありません。

効果があった研究は、どう読むべきか

反対の結果もあります。チェコのプロハスカほかは2020年、大学生91人に数学の問題12問を解いてもらいました。その後、画面上で「指摘のみ」「サンドイッチ型」「なし」のいずれかを受け取り、10分の準備のあとで第2セットに挑みます。サンドイッチ群は準備に長く時間をかけ、正答数も多くなりました。

ただし著者ら自身が、この結果を「部分的な証拠」と呼んでいます。理由は設計にあります。サンドイッチ群に加えた褒め言葉は、本人の成績とは無関係な一般的な文でした。そして「褒めを最後に置く」条件がありません。つまり、効いたのが「順番」なのか「褒め言葉があること」なのかを、この実験では切り分けられないのです。

2024年にイランで行われた無作為化比較試験(RCT)も同様です。手術室技術の学生30人を、サンドイッチ型フィードバックを組み込んだ訓練と従来型の訓練に分けたところ、前者の技能評価が高くなりました。しかし比較相手は「構造化されたフィードバックがない訓練」です。フィードバックの有無を比べた研究であり、順番の検証ではありません。

※無作為化比較試験(RCT)は、参加者をくじ引きのように無作為に振り分けて条件を比べる方法です。観察研究より因果の推定に強い一方、人数が少ないと結果が不安定になります。

図3|研究結果は「印象」と「成果」で分かれる 受け手の印象・満足 1985年:信頼できる・望ましいと評価 2013年:効くと信じる(医学生350人) 2023年:歯学生が好む(自由記述) 一貫して上がる 行動・成果・動機 2013年:成績に差なし 2015年:指摘が先のほうが上(8人) 2020年:成果が上(順番か褒めか不明) 2022年:動機に差なし(155人) 順番の効果は未確認 年は発表年。左:Davies & Jacobs、Parkes、Lin/右:Parkes、Henley、Prochazka、Dolan
図3:「満足した」と「行動が変わった」は別の指標である。サンドイッチ型は前者を上げるが、後者を上げる証拠は薄い。

ここまでを一つの文にまとめると、こうなります。サンドイッチ型フィードバックは、受け手の満足と「効いた」という実感を高める一方、行動や成績を順番の力で改善した証拠は、2026年時点でまだ確認されていません。

なぜ「順番」より「中身」が効くのか

順番の効果が確認されないのは、褒め言葉が指摘を「包む」のではなく「薄める」からです。研究者たちは、3つの仕組みを挙げています。

褒め言葉が「指摘の合図」に変わる

同じ順番を繰り返すと、受け手は学習します。上司が褒め始めた瞬間に「次は指摘が来る」と身構えるのです。ヘンリーとディジェナロ・リードは、この現象を行動分析の言葉で説明しました。最初の褒め言葉が、不快な刺激(指摘)と対で提示されるうちに、それ自体が不快の予告になる、というものです。こうなると、褒め言葉は励ましとして機能しません。せっかくの肯定的な評価が、警報に変わってしまいます。

本題がぼやける

シュワルツは、サンドイッチ型の最大の問題を「不透明さ」に見ています。送り手は、相手に気づかれないように指摘を滑り込ませようとします。しかし受け手はたいてい気づいており、「本題だけ言ってほしい」と感じています。褒め2つと指摘1つを並べれば、量の上では肯定が優勢です。受け手が「おおむね良い評価だった」と受け取って、指摘を流しても不思議はありません。

この点は、説得の研究とも重なります。両面提示の研究では、欠点を隠さずに示す送り手のほうが信頼されることがわかっています。指摘を隠そうとする姿勢そのものが、信頼を損なう可能性があるのです。

指摘が届く条件は、順番とは別にある

フォンほかのメタ分析は、否定的なフィードバックの害を小さくする条件も調べています。統計的に効果を弱めていたのは、次の3つでした。改善方法の具体的な説明が含まれていること。他人との比較ではなく、基準に照らした評価であること。そして、対面で伝えられていることです。いずれも「何を、どう伝えるか」の条件であり、「どの順番で並べるか」ではありません。

日本の職場では、何が起きやすいのか

日本の職場では、サンドイッチ型の弱点が増幅されやすい、と考えられます。指摘をぼかす習慣と組み合わさるからです。

日本語のやり取りは、言外の意味を相手に「察してもらう」傾向が強いとされます。「ここ、もう少し工夫できるかもね」という言い方は、送り手にとっては明確な指摘です。しかし受け手には、軽い感想にしか聞こえないことがあります。この指摘を、さらに褒め言葉で挟めば、指摘は二重にぼやけます。面談のあとで上司は「伝えた」と思い、部下は「褒められた」と思って帰る。こうしたすれ違いは、珍しくありません。

一方で、日本の管理職がサンドイッチ型に頼る理由も理解できます。指摘が人格否定として受け取られる不安は、実際に大きいからです。この不安への答えは、褒め言葉で包むことではなく、指摘を「行動」と「基準」に限定することにあります。人格ではなく、特定の行動と基準との差だけを話す。この限定があれば、指摘は攻撃に聞こえにくくなります。

なお、サンドイッチ型を日本人の対象者で検証した実験は、執筆時点で確認できていません。ここまでの研究は、米国、チェコ、マレーシア、イランで行われたものです。文化差の影響は、今後の検証課題として残ります。

明日から使える:順番ではなく「3つの条件」をそろえる

実務での結論は単純です。褒め言葉で包む代わりに、指摘の中身を「透明・具体・基準つき」にそろえます。以下は、研究が示した条件を面談の手順に落とし込んだものです。

図4|順番を変えるより、指摘の「中身」を変える よくある形(サンドイッチ型) 「資料、見やすくなったね」 「ただ、数字の根拠が弱いかな」 「でも全体的にはよく頑張ってる」 ・どの数字か不明 ・直し方が示されていない ・褒め2:指摘1で「おおむね合格」に聞こえる ・次回から褒め言葉が「警報」になる 改善形(透明・具体・基準つき) 「改善点を1つ話します」 「3ページ目の売上予測に出典がない」 「来週までにデータ元を注記に入れて」 「役員会資料は全数値に出典が基準」 ・宣言(透明化)→ 行動 → 直し方 → 基準 ・人格ではなく「行動と基準の差」だけを話す ・褒めは別の機会に、具体的に 右側は Schwarz(2013)の透明化と、Fong ほか(2019)の3条件(改善方法・基準・対面)に基づく。
図4:同じ指摘でも、宣言から入り、行動・直し方・基準の順で伝えると、ぼやけずに届く。

手順1:最初に「これから改善点を話す」と宣言する

シュワルツが勧める透明化です。「今日は改善点を1つ話します。そのあとで、良かった点も伝えます」と先に言います。受け手は身構えますが、それで構いません。隠さないことが、信頼の土台になります。指摘を先に置く順番は、ヘンリーらの実験でも最も良い結果でした。

手順2:行動を特定し、直し方をセットで示す

「数字の根拠が弱い」ではなく、「3ページ目の売上予測に出典がない」と言います。そのうえで、「来週までにデータ元を注記に入れてほしい」と直し方を添えます。フォンほかのメタ分析で、否定的なフィードバックの害を最も小さくしていた条件が、この「改善方法の説明」でした。

手順3:他人との比較ではなく、基準との差を話す

「同期の○○さんはできている」は、動機を最も下げる比較です。代わりに「役員会の資料は、全数値に出典を付けるのが基準」と、基準を明示します。基準が共有されていれば、指摘は人格評価ではなく、単なる差分の確認になります。心理的安全性を提唱したエドモンドソンも、安全性と高い基準は両立させるものだと説いています。

手順4:対面で、短く伝える

フォンほかの分析では、対面で伝えた否定的フィードバックのほうが、書面や画面越しより害が小さくなっていました。チャットで長文の指摘を送るより、5分の対面か通話で伝えるほうが、動機を保ちやすいと考えられます。

手順5:褒め言葉は「前置き」ではなく、別の機会に本物を

褒め言葉の価値は、指摘の緩衝材として使うと下がります。良い行動を見たら、その場で具体的に伝えます。フォンほかの分析では、肯定的なフィードバックは内発的動機を実際に高めていました(前後比較で g = 0.41)。褒めを指摘の包み紙にせず、単独で使うほうが、褒めの効果も指摘の効果も守れます。

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よくある質問(FAQ)

サンドイッチ・フィードバックは、もう使わないほうがいいのですか

受け手の満足を高める目的なら、使えます。ただし、行動を変える目的では、順番の効果は確認されていません。指摘をぼかす道具として使うと、本題が届かなくなります。使うなら、指摘の部分を具体的にし、改善方法を必ず添えてください。

指摘を先に言うと、相手が萎縮しませんか

研究上は、指摘そのものが動機を下げる証拠は弱いです。フォンほかのメタ分析では、否定的なフィードバックは「何も言わない」場合と動機に差がありませんでした。萎縮を招くのは、指摘の存在ではなく、人格への言及や他人との比較です。行動と基準に限定すれば、先に言っても大きな害は見つかっていません。

褒めることは無意味なのですか

いいえ、褒め言葉は単独では内発的動機を高めます。問題は、指摘の緩衝材として毎回セットにすることです。同じ順番を繰り返すと、褒め言葉が「次は指摘が来る」という合図に変わります。褒めは褒めとして、指摘は指摘として、別々に伝えるほうが、両方の効果が保たれます。

書面やチャットでフィードバックする場合は、どうすればいいですか

書面では、否定的なフィードバックの害が対面より大きくなる傾向があります。可能なら短時間でも対面か通話に切り替えてください。書面で伝えるなら、最初の1行で「改善点は1つです」と範囲を宣言し、行動、直し方、基準を1文ずつ書きます。長い前置きは、本題を薄めるだけです。

まとめ

サンドイッチ・フィードバックは、受け手の満足と「効いた」という実感を高めます。しかし、行動や成績を順番の力で改善した証拠は、2026年時点で確認されていません。研究の数は少なく、対象人数も小さいため、断定はできません。それでも、複数の研究が同じ方向を指しています。褒め言葉で包むより、指摘を透明に、具体的に、基準つきで伝えるほうが、行動は変わりやすい、という方向です。

次の一歩は小さくて構いません。次の1on1で、「改善点を1つ話します」と宣言してから始めてみてください。それだけで、指摘は包み紙から出て、相手に届き始めます。

出典

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『9つの伝わる型 図解ハンドブック 完全版』
PDF・57ページ/35の研究にもとづく「なぜ効くのか」まで解説

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この記事を書いた人

伸

村中 伸滋 伸滋Design 代表

「伝わる」を科学するプレゼンテーションデザイナー / 外部CSO。認知科学・行動経済学・神経科学の知見をコミュニケーション設計に応用し、経営層の戦略プレゼンから学会発表・研究費申請書まで支援。国際学術誌 ChemPhotoChem の表紙アート採用、大学学長の国際連携プレゼンテーション制作支援などの実績。

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