THE LAB伝わるを科学する

第18章 レトリックの復権 — メタファーは飾りではなく、思考の骨格だった

「議論は戦争だ」というレイコフとジョンソンの発見は、プラトンの告発への2300年越しの反論でした。精緻化見込みモデルの二つのルート、タフテのデータインク比、ノーマンのアフォーダンス。平明文体運動が「比喩を削れ」と言い続けた300年に、認知科学が出した答えを追います。

研究成果のプレスリリースの書き方|記者に「伝わる」構成と、誇張しない言葉選びの科学

アブストラクトを和訳しただけのプレスリリースは、記者に届きません。専門知の呪い、逆ピラミッド、証拠の強さにそろえた動詞選びなど、認知科学の視点から「伝わって、誇張しない」研究成果のプレスリリースの書き方を図解で解説します。

「目を見て話しなさい」は本当に効くのか?アイコンタクトが説得を弱めた実験と、日本人の視線感覚

「目を見て話しなさい」は本当に効くのか。聞き手の視線を計測した実験では、目を合わせた人ほど主張に賛同しませんでした。賛成の相手と反対の相手で効果が反転する理由、日本人特有の受け取り方、オンラインでの最適な視線を研究データから整理します。

第17章 ヒューリスティクスの帝国 — 人はなぜ、そう判断してしまうのか

アンカリング、利用可能性、代表性。プロスペクト理論と損失回避、アジア病問題のフレーミング効果。そしてチャルディーニの6原理をアリストテレスの三要素の現代語訳として読み直します。あわせて、この分野を襲った再現性の危機と、カーネマン自身による訂正にも触れます。

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