THE LAB伝わるを科学する

第15章 テレビ — 顔が政治を変えた日、器がメッセージになった時代

1960年のテレビ討論で本当は何が起きたのか。ラジオとテレビで勝敗が逆転したという逸話の検証、本人が捏造を認めたサブリミナル実験、マクルーハン「メディアはメッセージである」の本当の意味、そしてポストマンのテレビ論がなぜ今SNSの解説書として読めるのかを追います。

真実性の錯覚とは?「何度も聞いた話」ほど本当に思える仕組みを、182研究のメタ分析から読み解く

同じフレーズを繰り返し聞くと、内容の正しさとは関係なく「本当らしい」と感じます。真実性の錯覚と呼ばれる現象です。182研究・3万1184人のメタ分析から、効果量g=0.37という大きさと、効果がほぼ消える条件・反転する条件を整理します。

共有メンタルモデルとは?「認識をそろえる」の効果を107件のメタ分析と36件の実験から検証する

共有メンタルモデルとは、チームが共通して持つ仕事の見取り図のこと。107件のメタ分析ではρ=0.35の相関が示される一方、36件のランダム化比較試験では対照群の取り方で効果が消えました。そろえるべき対象と、明日から使える5つの手順を解説します。

フォン・レストルフ効果とは?「目立たせれば記憶に残る」が、序盤では逆効果になる理由

周囲と違うものは記憶に残る──フォン・レストルフ効果(孤立効果)。近年の追試では、強調が効くのは中盤に置いたときだけで、序盤では再生率が19ポイント下がりました。見た目の違いと意味の違いの差も含め、資料設計に効く条件を研究データで整理します。

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