第17章 ヒューリスティクスの帝国 — 人はなぜ、そう判断してしまうのか
アンカリング、利用可能性、代表性。プロスペクト理論と損失回避、アジア病問題のフレーミング効果。そしてチャルディーニの6原理をアリストテレスの三要素の現代語訳として読み直します。あわせて、この分野を襲った再現性の危機と、カーネマン自身による訂正にも触れます。
アンカリング、利用可能性、代表性。プロスペクト理論と損失回避、アジア病問題のフレーミング効果。そしてチャルディーニの6原理をアリストテレスの三要素の現代語訳として読み直します。あわせて、この分野を襲った再現性の危機と、カーネマン自身による訂正にも触れます。
会議が「異論なし」で終わるのに、廊下では不満が出る。多元的無知とは、多数派が自分を少数派だと誤解する現象です。125か国13万人の調査と日本の職場データ、そして誤解を解く介入実験の到達点を整理します。
「あえて読みにくいフォントにすると記憶に残る」という説の出どころは2011年の研究です。しかし25研究3135人のメタ分析では効果はほぼゼロでした。提唱者ビョーク本人の見解、そして検索練習・交互配置・生成効果など実際に効く手法の効果量を、図解つきで整理します。
1956年、人間の頭の中が実験の対象になった。ミラーの7±2はなぜ4±1に下方修正されたのか、スウェラーの認知負荷理論が示した「削れる負荷」と「削れない負荷」、そして予測50%に対し実際2.5%だったタッピング実験。1スライド1メッセージの科学的な根拠をたどります。
同じメンバーでも、会議によって成果はまるで違います。集合知(c因子)は何を発見し、どこが揺らいでいるのか。5,349人・1,356集団のメタ分析と反証、そして明日の会議に落とし込める4つの設計を整理します。
科研費の「研究遂行能力及び研究環境」欄は業績欄ではなく実行可能性の証明欄。計画の関門を洗い出し証拠を割り当てる3原則を、図解4点で解説します。
説明を求められた瞬間、理解しているはずの自信が崩れる。イェール大学の12研究が示した説明深度の錯覚を、原典の数値と3件の追試から整理し、提案や会議で理解を確かめる対話設計に落とし込みます。
URAを校正係にしていませんか。URAは学内で最も審査員に近い読者です。相談のタイミング、渡す3点セット、依頼の言葉の変え方など、科研費申請でURAを活かす5つの実務を認知科学の視点から解説します。
科研費で最も応募が多い基盤研究(C)。数十件の調書を読む審査員に選ばれるには「伝わる設計」が不可欠です。認知科学の視点から、概要欄の結論ファースト、学術的問いの立て方、業績の見せ方など5つのコツを解説します。
同じ結果でも、作業が見えるほうが高く評価される——労働の錯覚(labor illusion)の原典実験を、効果量が報告されていない点や逆効果になる条件まで含めて読み解きます。提案書・見積・悪い知らせの伝え方に落とし込む4手順つき。
\ まだ相談の段階ではない方へ /
無料ニュースレター「伝わるを科学する」
認知科学と行動経済学にもとづく伝え方の考え方を、毎週火曜の朝に1通お届けします。
無料ニュースレターのご案内を見る完全無料・クレジットカード不要・いつでも解除できます
伝え方の科学を、毎週火曜の朝に1通。
無料ニュースレター「伝わるを科学する」のご案内を見る →
完全無料・クレジットカード不要・いつでも解除できます