1. 序論:情報の伝達と受容を規定する神経生理学的プラットフォーム
「伝わる」という現象を科学的に解明しようとする試みは、長らく言語学、認知心理学、修辞学、あるいは情報工学の領域において探求されてきた。これらの伝統的なアプローチは、メッセージの論理性、視覚的なデザイン、あるいは文脈の構成といった「発信される情報の質」に焦点を当てる傾向にあった。しかし、情報伝達が真に成立するためには、受信者側の神経系がその情報を受け入れ、処理するための「生理学的な準備状態」にあることが不可欠である。この情報の「受容の基盤」を、進化論的および神経生理学的な視点から極めて精緻に体系化したのが、Stephen W. Porges博士によって提唱された「ポリヴェーガル理論(Polyvagal Theory:多重迷走神経理論)」である 1。
ポリヴェーガル理論は、人間の健康、行動、感情、そして社会的なコミュニケーションの質を、自律神経系の状態がいかに根本から支配しているかを説明する画期的な枠組みである 3。本報告書は、「伝わるを科学する」という主題を神経生物学的な次元から深掘りするために、ポリヴェーガル理論の歴史的背景、発見の経緯、脳神経の解剖学的メカニズム、そして現代における臨床的および社会的な発展系に至るまでを網羅的に解析する。特に、声のプロソディ(韻律)や中耳筋の働きといった、コミュニケーションの成否に直結する生体メカニズムに焦点を当て、対人関係における「安全性の伝達」がいかにして自律神経系を介して無意識下で行われているかを詳述する。
2. 理論の創始:発見の経緯と歴史的背景
ポリヴェーガル理論が提唱される以前の伝統的な医学や生理学の教育においては、自律神経系は「闘争か逃走か(Fight or Flight)」を司る交感神経系と、「休息と消化(Rest and Digest)」を司る副交感神経系という、拮抗する2つのシステムからなる二元論的モデルとして単純化されて理解されていた 2。しかし、この古典的なパラダイムは、人間の複雑な社会的行動や、特定の生理学的な現象を説明するには限界があった。
迷走神経のパラドックス(The Vagal Paradox)
理論構築の直接的な契機となったのは、Porgesが新生児の心拍変動(Heart Rate Variability: HRV)を研究する過程で直面した「迷走神経のパラドックス(Vagal Paradox)」と呼ばれる生理学的な矛盾である 5。Porgesらは、呼吸に伴う心拍の変動である呼吸性洞性不整脈(Respiratory Sinus Arrhythmia: RSA)が、副交感神経(迷走神経)の活動を反映する有用な指標であり、高いRSAがストレスに対する新生児の保護的な回復力や健康状態の良さを示すことを発見した 2。
しかし同時に、臨床の現場では、迷走神経の過剰な活動が、徐脈(心拍数の致命的な低下)や無呼吸といった生命を脅かす致死的な反応を引き起こすことも広く知られていた。同じ「迷走神経」という単一の神経システムが、なぜ一方ではストレスに対する保護的な機能(高いRSA)を持ち、他方では致死的なシャットダウン機能(徐脈)を持つのか。この矛盾を説明することは、当時の二元論的な自律神経モデルでは不可能であった 6。
1994年の歴史的発表とその後の展開
このパラドックスを解明するため、Porgesは脊椎動物の進化の歴史を遡る系統発生学的な探求を行った。その結果、哺乳類の迷走神経は単一のシステムではなく、進化の過程で異なる時期に形成され、異なる脳幹の神経核を起始とする「2つの独立した運動系(背側迷走神経と腹側迷走神経)」から構成されていることを突き止めた 2。
この画期的な発見は、1994年10月8日にジョージア州アトランタで開催された心理生理学会(Society for Psychophysiological Research:SPR)の会長講演において、Porgesによって初めて公に発表された 5。その後、1995年に学術誌『Psychophysiology』において「Orienting in a defensive world: Mammalian modifications of our evolutionary heritage. A polyvagal theory」として論文発表され、科学的なパラダイムシフトの幕開けとなった 8。
発表当初、HRV(心拍変動)を心理生理学的な重要指標とすることに対しては、当時の学界の重鎮たちから「実験の統制不足によるアーティファクト(ノイズ)に過ぎない」といった強い反発や批判が存在した 8。しかし、Porgesは解剖学的な証拠(髄鞘化の有無や起始核の違い)に基づく論証を重ね、脳と身体の双方向的なコミュニケーションの神経基盤として、この理論を揺るぎないものへと発展させていった 8。
3. 理論の核心:自律神経系の進化的階層性と3つの神経回路
ポリヴェーガル理論の最も重要な貢献は、自律神経系が単なるオン・オフのスイッチではなく、進化の歴史を反映した3つの神経回路へと「階層的」に組織化されていることを明らかにした点にある 3。これらの回路は、脅威に対する反応として、John Hughlings Jacksonが提唱した「解体(Dissolution)」の原則に従って機能する。すなわち、生存が脅かされた際、より新しく複雑な神経回路が機能不全に陥ると、進化的に古い原始的な神経回路が脱抑制され、生存基盤を守るための防衛反応を引き起こすのである 7。
自律神経系を構成する3つの主要な神経回路は、進化の古い順に以下の通り定義されている 2。
1. 背側迷走神経複合体(Dorsal Vagal Complex: DVC)
最も古く、爬虫類時代から存在する無髄の神経線維(髄鞘を持たないため伝達速度が遅い)からなるシステムである。脳幹の迷走神経背側運動核(DMNX)を起始とし、主に横隔膜以下の消化器官(胃、腸など)を制御する 11。通常時は「休息と消化」を促進するが、極度の脅威や生命の危機に直面し、逃げることも戦うこともできないと判断された際、このシステムが防衛的に過剰活性化する。その結果、心拍数や呼吸が極端に低下し、「凍りつき(Freeze)」「シャットダウン(虚脱)」「気絶」といった不動化(インモビライゼーション)の反応を引き起こす 2。トラウマの文脈において、絶望感や解離、感覚の麻痺を伴う状態は、このDVCの過剰防衛反応によるものである 3。
2. 交感神経系(Sympathetic Nervous System: SNS)
脊椎動物の進化の過程で次に発達した、脊髄系の神経回路である。環境内に危険を察知した際、身体を動かして対処するためのエネルギー動員(モビライゼーション)をサポートする 3。心拍数を上げ、血圧を上昇させ、筋肉に血液を送り込むことで、「闘争または逃走(Fight or Flight)」の防衛行動を可能にする 3。この状態にあるとき、人間は強い不安、怒り、恐怖といった感情を経験しやすく、他者との穏やかなコミュニケーションは極めて困難になる 12。
3. 腹側迷走神経複合体(Ventral Vagal Complex: VVC)
最も新しく、哺乳類にのみ特有に発達した有髄の神経線維(伝達速度が速い)によるシステムである 11。脳幹の疑核(Nucleus Ambiguus: NAmb)を起始とし、心臓に対する強力な抑制的コントロール(ヴェーガル・ブレーキ)を提供する 1。環境が「安全」であると評価されたときにのみ活性化し、心拍を穏やかに保ち、リラックスした状態を生み出す。このシステムは、後述する「社会交流システム(Social Engagement System)」の中核を担い、他者との繋がり、愛情、信頼、そして高次なコミュニケーションを可能にするための神経生理学的なプラットフォームを提供する 2。
4. ニューロセプションと協働調整:「伝わる」ための無意識の基盤
「伝わる」現象を科学する上で極めて重要なのは、情報の受信者が「今、ここは安全である」と感じているかどうかである。ポリヴェーガル理論は、この「安全性の評価」が意識的な思考(大脳皮質による認知)ではなく、より深い無意識のレベルで行われていることを明らかにし、これを「ニューロセプション(Neuroception:神経受容)」と名付けた 3。
ニューロセプションによる環境評価
ニューロセプションとは、脳の皮質下にある監視システムが、環境、他者、そして自身の体内から発せられる安全や脅威のサインを絶えず自動的にスキャンし、評価するメカニズムである 3。このプロセスには、側頭葉皮質の特徴検出器、扁桃体中心核、および中脳水道周囲灰白質などの辺縁系構造が関与しており、顔の表情、声のトーン、身体の動きなどに瞬時に反応する 4。
ニューロセプションが「安全」を感知すると、交感神経系の防衛反応が抑制され、腹側迷走神経複合体が活性化して社会的なアクセスが可能となる 1。逆に「脅威」を感知すると、瞬時に交感神経系(闘争・逃走)や背側迷走神経系(シャットダウン)へと状態が切り替わる 3。重度なトラウマや逆境を経験した個人においては、このニューロセプションの較正(キャリブレーション)が狂い、「誤作動(Faulty neuroception)」を起こすことがある。その結果、客観的には完全に安全な環境や、親愛の情を示すコミュニケーションであっても、神経系がそれを「脅威」として誤認し、慢性的な防衛状態に陥ってしまう 1。
協働調整(Co-regulation)という生体間通信
人間を含む社会的な哺乳類は、単独で自律神経系を安定させるだけでなく、他者と安全のシグナルを無意識に送受信し合うことで、互いの神経系を落ち着かせる生体機能を持っている。これを「協働調整(Co-regulation)」と呼ぶ 3。
腹側迷走神経が機能している状態では、表情、声のプロソディ(抑揚)、頭の動きなどを通じて「私は安全な存在である」「あなたを受け入れる準備がある」というシグナルが発せられる。これが相手のニューロセプションによって安全として感知されることで、相互の生理学的状態が安定し、防衛反応が解除される 3。すなわち、「情報が正確に伝わる」という認知的なプロセスの前提として、この協働調整による「自律神経系の同期と安定化」が必須条件となるのである。
5. 社会交流システム(SES)と脳神経の解剖学的統合
「伝わる」という現象の実行部隊となるのが、ポリヴェーガル理論における「社会交流システム(Social Engagement System: SES)」である。SESは、心臓のペースメーカーを調節する腹側迷走神経(第X脳神経)と、顔や頭部の横紋筋を制御する他の脳神経群が、脳幹部において解剖学的および機能的に統合されたネットワークである 8。
進化の過程で、心臓を調節する迷走神経の遠心性経路の起始核が、爬虫類時代の迷走神経背側運動核(DMNX)から、哺乳類における疑核(NAmb)へと移行した 1。これにより、心臓の働きと顔の筋肉の働きが連動する「顔-心臓のつながり(face-heart connection)」が形成された 1。
SESを構成する脳神経の特殊内臓遠心性経路(Special Visceral Efferent pathways)は以下の通りである 11:
- 第V脳神経(三叉神経):咀嚼筋と、中耳の鼓膜張筋(低周波音のフィルタリングに関与)を制御する。
- 第VII脳神経(顔面神経):表情筋全体と、中耳のアブミ骨筋を制御する。これにより豊かな感情表現が可能となる。
- 第IX脳神経(舌咽神経):咽頭の筋肉を制御し、発声や嚥下に関与する。
- 第X脳神経(迷走神経・腹側枝):心拍数の調整(ヴェーガル・ブレーキ)を行うとともに、喉頭の筋肉(声帯)を制御し、声のトーンやピッチを生み出す。
- 第XI脳神経(副神経):首の筋肉(胸鎖乳突筋および僧帽筋)を制御し、話し手の方へ頭を向ける、あるいはうなずくといった社会的定位動作に関与する。
これらの脳神経群が脳幹部で連動することにより、私たちは相手の目を見つめ、表情を和らげ、声のプロソディを豊かにし、相手の言葉を正確に聴き分けることができる 8。以下の表は、この社会交流システムが爬虫類から哺乳類へと進化した際の劇的な神経生理学的な変化を示している 16。
| 機能的特徴 | 哺乳類(Mammals) | 爬虫類(Reptiles) |
| 社会交流システムの統合 | 第V, VII, IX, X, XI脳神経が統合的に連携し、協働調整と安全性の構築を支援。 | 脳神経と自律神経系間の構造的連携がなく、統合システムが欠如。 |
| 心臓の調節 | 有髄迷走神経による迅速で状態依存的な調整(ビート毎の柔軟な変化)。 | 無髄迷走神経による遅く、持続的・緊張的な調整のみ。 |
| 顔面の筋肉と表情 | 第VII脳神経の豊かな神経支配により、精緻な社会的シグナリングが可能。 | 筋肉が乏しく、表情によるシグナル伝達能力が極めて限定的。 |
| 音声コミュニケーション | 第IX, X, XI脳神経を介した感情豊かなプロソディの発声(協働調整を促進)。 | 限られた種でのみ限定的な発声が存在。 |
| 疑核(NAmb)の遺伝子発現 | Mbp、Myrf、Snap25などの髄鞘形成および神経ペプチド遺伝子の高い発現 11。 | 発現は最小限であり、無髄の生理学と一致。 |
| 行動の柔軟性とニューロセプション | 社会的文脈(安全のニューロセプション)に合わせて生理学的状態を即座に適応させる能力が高い。 | 防衛行動がより常同的で柔軟性が低く、状況に応じた自律神経の適応的変調を欠く。 |
6. 中耳筋と声のプロソディ:「伝わる」音響的メカニズム
ブログ「伝わるを科学する」の主題において、ポリヴェーガル理論が提供する最も示唆に富む知見は、「声の物理的特性(プロソディ)」と「中耳の筋肉の働き」が、情報の伝達効率を神経生物学的に決定づけているという事実である 7。
中耳筋の進化的適応とフィルタリング機能
哺乳類は進化の過程で、中耳の骨(耳小骨)を顎の骨から切り離し、独立した精巧な聴覚器官として発達させた 7。この独立した中耳構造は、巨大な爬虫類(捕食者)に気付かれることなく、哺乳類同士で安全な周波数帯域を用いてコミュニケーションを取るための適応であったとされる 7。この耳小骨の動きを緻密に制御しているのが、三叉神経(第V)が支配する「鼓膜張筋」と、顔面神経(第VII)が支配する「アブミ骨筋」である 8。
人間が安全を感じており、腹側迷走神経が活性化している(SESがオンになっている)状態では、これらの中耳筋が適切に収縮し、耳小骨の連鎖を物理的に硬くする。これにより、捕食者の接近を思わせるような低周波音(地響き、エンジンの重低音、低い唸り声など、およそ500Hz以下の背景雑音)が物理的に減衰(フィルタリング)される 7。同時に、人間の声の特徴を構成する中音域(約500Hz〜2000Hz、あるいはそれ以上)の音響エネルギーが効率よく内耳に伝達され、雑音の中でも他者の言葉を明瞭に聞き取ることができるようになる 18。
逆に、相手の神経系が脅威を感じて交感神経系(闘争・逃走)や背側迷走神経系(シャットダウン)が優位になっている場合、これらの中耳筋は瞬時に弛緩する 17。中耳筋が弛緩すると、危険をいち早く察知するために低周波の環境音が洪水のように内耳に押し寄せ、肝心の人間の声(特に子音の聞き取りに必要な中高周波帯域)が低周波のノイズに埋もれてしまい、物理的に知覚が困難になる 18。
すなわち、職場の会議や対人関係において「話が伝わらない」という現象は、相手の理解力や論理性の欠如ではなく、相手の神経系が何らかの理由で防衛状態にあり、中耳筋が声の帯域を抽出できていないという「生理学的な遮断(Acoustic Shutting-down)」に起因している可能性が高いのである。
プロソディ(声の抑揚)による安全の伝達
人間が赤ん坊やペットに話しかける際、無意識に声のトーンを高くし、メロディアスな抑揚(プロソディ)をつける傾向がある 23。これは単なる文化的な習慣ではなく、相手のニューロセプションに対して「私は安全な存在である」という強力なシグナルを送るための、進化的に組み込まれた神経生物学的なハッキングである。
豊かなプロソディを持つ声は、受信者の中耳筋を効果的に刺激し、脳幹の腹側迷走神経複合体への求心性経路を活性化させる 22。これにより、受信者の自律神経系は交感神経系の防衛モードから社会交流モードへとトップダウンで移行し、結果として発信者の意図や情報が「伝わる」受容状態が形成される 23。
対照的に、単調で低く、抑揚のない声(モノトーン)や、怒気を孕んだ低い声は、爬虫類時代の捕食者のサインとして神経受容され、無意識のうちに相手の防衛反応(闘争・逃走、あるいはシャットダウン)を引き起こしてしまう 21。したがって、プレゼンテーションや文章の朗読において「声のトーンとリズムの設計」を行うことは、情報伝達の成否を分ける極めて科学的なアプローチであると言える。
7. 臨床応用とトラウマケアへの発展
ポリヴェーガル理論は、単なる生理学的な基礎モデルに留まらず、トラウマケア、心理療法、自閉症スペクトラム障害(ASD)の支援などにおいて革命的な応用をもたらした。
Deb Danaによる臨床実践への翻訳
臨床心理学者のDeb Danaは、Porgesの複雑な神経生理学的理論を、セラピストやクライアントが直感的に理解し、日常的な実践に落とし込める形へと翻訳した立役者である 24。彼女は「調節のリズム(Rhythm of Regulation)」という枠組みを構築し、クライアントが自身の自律神経系の状態(腹側迷走神経の安全、交感神経の過覚醒、背側迷走神経の凍りつき)を意識的にマッピングする手法を開発した 25。
トラウマを抱えたクライアントは、防衛回路への依存が固定化しており、腹側迷走神経の「安全と繋がり」の状態に戻ることが困難になっている 25。Danaのアプローチ(Polyvagal-Informed Therapy)は、クライアントが自身の神経系の状態に安全に波長を合わせ、セラピストとの協働調整を通じて腹側迷走神経の働きを取り戻し、トラウマの記憶が刻み込まれた自律神経の経路を再構築(リシェイプ)することを可能にした 25。このアプローチは現在、PTSD、複雑性トラウマ、うつ病、不安障害の標準的な治療概念として世界中に普及している 28。
Safe and Sound Protocol(SSP)の開発と効果
理論の直接的な介入ツールとして、Porges博士自身が数十年におよぶ研究の末に開発したのが「Safe and Sound Protocol(SSP)」と呼ばれる5時間の聴覚介入プログラムである 29。
SSPは、特殊なコンピュータ処理(ダイナミックフィルタリング)を施したポピュラー音楽やボーカルミュージックを使用し、人間の声の帯域(500〜2000Hz)を中心に徐々に周波数帯を拡大・変調させることで、聴覚システムに刺激を与える 7。これは、いわば中耳筋のための「非侵襲的なエクササイズ(耳のトレッドミル)」として機能する 18。安全な周波数帯の音楽を聴き続けることで、トラウマやASDによって弛緩していた中耳筋の神経制御が再訓練され、迷走神経の腹側枝が強力に活性化する 17。
臨床試験や実践報告において、SSPは自律神経系の調整能力において顕著な効果を示している 29。以下の表は、SSP介入による主要な臨床的改善データをまとめたものである 29。
| 評価指標 | SSP介入による主な効果と臨床データ |
| 不安の軽減(Anxiety Reduction) | 参加者の85%が不安症状の大幅な減少(交感神経の過覚醒の緩和)を報告 29。 |
| 気分の改善(Mood Improvement) | 参加者の81%において、全体的な気分と感情的なウェルビーイングに有意なポジティブな変化が観察された 29。 |
| トラウマの緩和(Trauma Relief) | 参加者の87%が、フラッシュバックや過覚醒などのトラウマ関連症状からの顕著な解放を経験 29。 |
| ASDにおける社会的意識の向上 | ASDの成人を対象とした研究において、SRS-2(対人応答性尺度)の「社会的意識(Social Awareness)」サブスケールで有意な改善が認められた 34。 |
| 聴覚過敏の軽減(Hyperacusis) | 中耳筋の機能回復により、低周波ノイズのフィルタリング能力が向上し、環境音への過度な過敏性が低下 18。 |
このように、「安全な音響特性」を持つ情報を持続的に入力することが、神経の可塑性(Neuroplasticity)を促し、結果として社会的行動や感情調節能力を根本から改善できることが科学的に実証されている 22。
8. 組織論・リーダーシップへの応用:心理的安全性と神経系
近年、ポリヴェーガル理論の知見は心理臨床の枠を超え、企業経営、組織のリーダーシップ、職場環境の設計においても重用されるようになっている。「心理的安全性(Psychological Safety)」という概念はビジネス界で広く知られるようになったが、ポリヴェーガル理論はこれに明確な「生理学的定義」を与えた 35。
トラウマ・インフォームドな職場環境
従来の職場環境は、パフォーマンス指標やKPIの達成を最優先し、それらを支える従業員の自律神経の状態を軽視してきた 16。階層的な脅威、予測不可能性、過度な競争、あるいは排他性によって特徴づけられる環境では、従業員の自律神経系は慢性的な交感神経系(闘争・逃走)の活性化状態に陥る。これは短期的にはアドレナリンによる生産性向上をもたらすように見えるが、長期的には燃え尽き症候群(バーンアウト)、不安障害、社内対立を引き起こす 16。さらに脅威が慢性化すれば、神経系は背側迷走神経系による「シャットダウン」へと移行し、エンゲージメントの喪失、離職、うつ状態へと至る 35。
協働調整の源泉としてのリーダーシップ
卓越したリーダーは、単に業務を管理するだけでなく、自らが「協働調整(Co-regulation)」の源泉として機能し、チームメンバーが能力を開花させるための生理学的な条件を整える役割を担う 36。
リーダーのオープンなボディランゲージ、深い傾聴、感謝の表明、そしてプロソディ豊かな声のトーンは、チームメンバーのニューロセプションに対して強力な安全シグナルとして働き、腹側迷走神経複合体を活性化させる 35。医療現場における研究でも、医師が「患者中心のインタビュー(Patient-centered interviewing)」を通じて患者の感情を受け入れ、共感を示すこと(協働調整のプロセス)が、患者の神経系に安全のシグナルを送り、結果として服薬遵守率の向上や治療成果の改善につながることが示されている 37。
同様にビジネス環境においても、この生理学的に安全な状態(Ventral Vagal State)においてのみ、人間の大脳皮質は高度な問題解決能力、創造性(イノベーション)、そして他者との意味のあるコラボレーションを最大限に発揮することが可能となるのである 35。
9. ポリヴェーガル理論を巡る科学的論争と検証
科学理論の発展には健全な批判と論争が不可欠であり、ポリヴェーガル理論も例外ではない。理論が臨床や教育の現場で絶大な支持を得る一方で、一部の自律神経生理学者や進化生物学者からは、その前提に対する厳格な批判が提起されている 2。
Paul Grossmanらによる批判(2023年・2026年)
スイスのバーゼル大学のPaul Grossman博士を中心とする研究グループ(2026年には39名の国際的な専門家が共同署名して論文を発表)は、ポリヴェーガル理論の解剖学的および進化学的前提が「擁護不可能(Untenable)」であるとする強力な批判を展開した 39。彼らの主な批判点は以下の3点に集約される。
- 呼吸性洞性不整脈(RSA)の解釈への疑義:ポリヴェーガル理論は、RSAの振幅を腹側迷走神経活動の妥当な非侵襲的指標(ヴェーガル・トーンの指標)として扱う 2。しかしGrossmanらは、RSAは圧受容器反射や呼吸力学などの複雑な相互作用の産物であり、迷走神経による心臓制御の絶対的かつ特異的な指標と見なすのは「カテゴリーの錯誤」であると批判した 41。
- 解剖学的特異性への疑義:Porgesは、哺乳類において疑核(NAmb)と迷走神経背側運動核(DMNX)の機能を明確に二分している。これに対し批判者らは、哺乳類の心拍制御が主に腹側の疑核に依存していることは既知の事実であるとしつつも、背側と腹側で「防御」と「社会交流」というように機能が完全に分離・独立しているわけではないと主張した 41。
- 進化論的矛盾の指摘:ポリヴェーガル理論は、有髄の迷走神経線維(腹側システム)を「哺乳類に固有のもの」としている。しかし進化生物学者からは、肺魚(ハイギョ)のような爬虫類以前の生物にも、疑核から心臓に向かう有髄の迷走神経線維が存在することが指摘されており、これが理論の進化論的フレームワークと矛盾するとされた 2。
Porgesによる応答と視点の相違(2026年)
これらの批判に対し、Porgesは2026年に学術的な応答論文(”When a Critique Becomes Untenable: A Scholarly Response to Grossman et al.’s Evaluation of Polyvagal Theory”)を発表した 44。
Porgesは、個々の解剖学的な指摘に対して局所的な反論を行うのではなく、批判者たちがポリヴェーガル理論の「システムレベルの創発的特性」を理解しておらず、継続的に「カテゴリーの錯誤(Category Errors)」に陥っていると反論した 44。Porgesによれば、批判者たちは「神経解剖学(構造の存在)」と「神経生理学(動的で統合された機能調節)」を混同している。進化において「系統発生的な連続性(古い種にも似た単体の神経構造があること)」が存在したとしても、それをもって哺乳類特有の「機能的な統合(顔面筋、中耳筋、声帯、心臓が連携して一つの社会交流システムとして作動すること)」の独自性を否定しようとするのは筋違いであると論じた 44。
またRSAに関しても、Porgesは測定方法の違いや理論的枠組みの相違に過ぎず、理論が予測する「安全状態における自律神経系の統合的振る舞い」という中核的なメカニズムを反証するものではないと一蹴した 44。この論争は、要素還元主義的な精密さを重視する伝統的な生理学者と、システム全体としての統合的な振る舞いや臨床的・社会的な有用性を重視するPorgesとの間の、科学的パラダイムの根深い相違を浮き彫りにしている 11。
10. 日本における研究動向と臨床実践の広がり
ポリヴェーガル理論の知見は、アメリカを中心とする英語圏に留まらず、日本においても心理臨床、精神医学、教育、ボディワーク、産業保健の分野で深く根付き、独自の発展を遂げている。
日本における理論の普及と理解の深化には、複数の研究者や臨床家の尽力がある。精神科医・臨床心理士である津田真人氏は、『「ポリヴェーガル理論」を読む―からだ・こころ・社会』(2019年)や『ポリヴェーガル理論への誘い』などの重厚な著作を通じて、理論を日本の読者に向けて体系的かつダイナミックに解説し、生物の社会性と心身の繋がりの理解を飛躍的に深めることに貢献した 46。
また、花丘ちぐさ氏は、Porgesの原著『ポリヴェーガル理論入門』をはじめ、Deb Danaの『セラピーのためのポリヴェーガル理論』、PorgesとDanaの共編『ポリヴェーガル理論 臨床応用大全』など、多数の極めて重要な海外文献の翻訳を手掛けている。さらに自身でも『その生きづらさ、発達性トラウマ?』などの著作を発表し、理論を日本の臨床現場に適用するための道筋を構築した 48。
2023年には、日本の研究者および臨床家34名が集結した『わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用』(花丘ちぐさ編著、岩崎学術出版社)が出版された 51。この書籍には、精神医学の専門家のみならず、産業分野(職場の精神衛生)や学校教育の実践者も名を連ねており、日本国内の幅広い領域で理論が実務に活用されていることが証明された 51。これにより、「安全でない」という生理学的な状態が精神的・肉体的疾病を引き起こすという理解が広く定着し、対人関係において他者と「協働調整」を図ることの重要性が、社会システム全体へと波及しつつある 52。
11. 結論:「伝わる」を自律神経系の次元から再定義する
本報告書の分析を通じて、「伝わる」という現象を科学的に解明する上で、ポリヴェーガル理論が決定的なパラダイムシフトを提供していることが明らかとなった。コミュニケーションとは、決して「発信者の大脳(知性)から、受信者の大脳(知性)への単なる情報のパッケージの転送」ではない。それは第一に、「発信者の自律神経系から、受信者の自律神経系への安全シグナルのパス(協働調整)」として定義し直されなければならない 7。
いかに論理的で洗練された言葉、美しいデザイン、完璧なプレゼンテーション資料を用意したとしても、発信者の声のトーンに豊かなプロソディが欠け、表情が硬直していれば、受信者の無意識の「ニューロセプション」はそれを即座に脅威として感知する 4。その瞬間、受信者の中耳の筋肉は防衛のために弛緩し、物理的に発信者の声の帯域は背景ノイズに埋没する 18。同時に交感神経系が優位となり、情報を受け入れるどころか、防衛的・批判的な態度、あるいは完全なシャットダウン状態が形成されてしまうのである 35。
真の意味で情報が「伝わる」状態を創出するためには、発信者自身が自身の自律神経系をモニターし、腹側迷走神経を優位にして社会交流システムを起動させた状態で、相手に対して「生理学的な安全性」を継続的に提供しなければならない 3。言葉の真意や複雑な概念が相手の脳に届くのは、その安全な神経生理学的プラットフォームが双方の間に構築された後においてのみである。
ポリヴェーガル理論は、「伝わる」というコミュニケーションのプロセスを、単なるスキルの問題から、哺乳類としての生物学的な生存適応と神経系の相互作用のメカニズムへと昇華させた。この深遠な理論的枠組みは、心理療法やトラウマケアの領域のみならず、日常の対人関係、組織のリーダーシップ、そして「伝わるデザイン」を構築する上で、今後も極めて強力かつ科学的な羅針盤として機能し続けるであろう。
引用文献
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- What is Polyvagal Theory?, https://www.polyvagalinstitute.org/whatispolyvagaltheory
- Polyvagal Theory: Advancing the Understanding of the Autonomic Nervous System in Medicine, https://amsmedicine.com/polyvagal-theory-advancing-the-understanding-of-the-autonomic-nervous-system-in-medicine/
- About | Stephen Porges PhD, https://www.stephenporges.com/about
- Polyvagal Theory — Seattle Anxiety Specialists – Psychiatry, Psychology, and Psychotherapy, https://seattleanxiety.com/polyvagal-theory
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- 津田真人 – ポリヴェーガル理論への誘い – HMV&BOOKS online, https://www.hmv.co.jp/artist_%E6%B4%A5%E7%94%B0%E7%9C%9F%E4%BA%BA_000000000797218/item_%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AB%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AA%98%E3%81%84_12674900
- ポリヴェーガル理論入門 – 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも, https://www.shunjusha.co.jp/book/b490438.html
- 花丘 ちぐさ – (株)岩崎学術出版社 精神医学・精神分析・臨床心理学の専門書出版, http://www.iwasaki-ap.co.jp/author/a206115.html
- その生きづらさ、発達性トラウマ? – 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも, https://www.shunjusha.co.jp/book/b548272.html
- 私も含め、日本の研究者・臨床家34名が集結!, https://i-balance.jp/book/18592/
- ポリヴェーガル理論1 – 幹鍼灸院, https://www.miki-hari.com/polyvagal-theory1/