代表メッセージ

「相手軸」こそが、私の揺るぎない「自分軸」。 あなたの想いを、科学とデザインで「伝わる」力に変える。

「自分軸で生きなさい。相手軸で生きるな」 世間ではよく、そう言われます。 自分のやりたいことだけを貫くことこそが、幸せな人生なのだと。

しかし、私はあえて問いたいと思います。それは本当でしょうか?

「目の前の人が喜ぶ姿を見たい」 「誰かの成功のために全力を尽くすのが好き」 もし心からそう思えるなら、そんな「相手軸」の生き方は、立派な「自分軸」ではないでしょうか。

伸滋Design 代表の村中伸滋です。 私の仕事は、単にスライド資料を美しく整えることではありません。 「話し手の魅力を引き出し、聞き手の心を動かす」こと。 そして、話し手と聞き手、双方が笑顔になる瞬間をデザインすることです。

なぜ私が、自分の表現以上に「相手の魅力」や「聞き手への貢献」にこれほどこだわるのか。 その原点は、私の幼少期と、ある痛烈な挫折経験にあります。

原点となった「猪八戒」の選択

小学4年生の学芸会。演目は『西遊記』でした。 配役決めの教室は、「主役をやりたい」という声で溢れかえっていました。誰もがカッコいい孫悟空や三蔵法師をやりたがります。 しかし、ひとつだけ、誰も手を挙げない役がありました。「猪八戒」です。

先生が困り果て、教室に重苦しい沈黙が流れる中、心無い誰かが、少しふくよかな友人をからかい始めました。空気は最悪でした。 その時、私はスッと手を挙げました。 「先生、僕が猪八戒をやります」

ヒーローになりたかったわけではありません。ただ、役が決まらず不安そうな友人たちの顔を見て、「僕が泥をかぶれば、みんながやりたい役になれる」と思ったのです。 その瞬間、教室が「わっ」と明るくなり、みんなが駆け寄ってきて「ありがとう!」と言ってくれました。

あの時の、みんなのホッとした笑顔。 私はそこで、人生の指針となる大きな発見をしました。 「誰かのために役立ち、その人が喜ぶ姿を見る。それが、私にとって一番のエネルギーになるんだ」と。

父との野球で培った「貢献」というエンジン

この想いは、成長するにつれて確信に変わりました。 かつて甲子園を夢見ていた父との野球の練習。 私がヒットを打つと、スタンドの父は私以上に喜び、ガッツポーズをしてくれました。

正直に言えば、私はそれほど野球が好きだったわけではないかもしれません。 それでも9年間、白球を追い続けられたのは、あの「父の笑顔」が見たかったからです。 「誰かの喜び」がある時、私は自分の限界を超えて努力ができる。それが私の強みであり、生きるエンジンとなりました。

研究者時代の挫折と、「伝える技術」への覚醒

大人になり、私は研究者の道を歩み始めました。 常に「相手のため」に生きてきたつもりでした。しかし、その自信が一度だけ、粉々に砕け散った経験があります。

大学院での研究発表の日。「聞き手のために」と思い、膨大なデータを集め、自分なりに完璧な資料を作り上げました。「これだけの情報を詰め込めば、熱意と価値が伝わるはずだ」と信じて。 しかし、発表後に教授陣から投げかけられたのは、衝撃的な言葉でした。

「……君が何を言いたいのか、全く伝わらない」

頭が真っ白になりました。あんなに頑張ったのに。あんなに相手のことを想っていたのに。 そこで私は痛感したのです。 「情熱だけでは、伝わらない」のだと。

どれだけ相手を想っていても、それを届けるための「論理」と「デザイン」という技術がなければ、それはただの「独りよがり」に過ぎません。 「想い(ハート)」と「技術(スキル)」。この二つが繋がって初めて、人の心は動くのです。

あなたの「伝えたい」を、聞き手の「聞きたい」へ

だから今、私はこの仕事をしています。

かつての私のように、素晴らしい情熱やコンテンツを持っているのに、うまく伝えられず歯がゆい思いをしている方がたくさんいます。 そしてその先には、あなたの言葉を待っている「聞き手」がいます。

伸滋Designの使命は、 幼い頃に学んだ「相手を喜ばせたいという情熱(猪八戒の心)」と、 研究生活と挫折から学んだ「科学的な構成とデザイン(伝える技術)」。 この二つを掛け合わせ、あなたの魅力を最大化することです。

あなたの「伝えたい」情熱を、聞き手の「聞きたい」言葉へと翻訳する。 相手の成功を、自らの成長の原動力とする。 そんな「相手軸」こそが、私の揺るぎない「自分軸」です。

あなたのその素晴らしい想い。 私と一緒に、聞き手の心へ届けに行きませんか。

伸滋Design 代表 村中 伸滋

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