この度、ロンドベルケアサポート代表・成田創太氏の著書『病院・施設の「潤滑油」になる ――現場20年の実感を形にした、身元保証の真実と専門職のための新・インフラ』の編集および執筆協力を担当いたしました。
4月1日の発売に先駆け、本書の制作背景と内容についてご紹介します。
「現場の泥臭さ」を、届く言葉へ
著者の成田氏は、介護現場で20年のキャリアを持ち、現在は石川県を拠点に「身元保証サービス」を展開されています。
今回、私が編集・執筆に関わるにあたって大切にしたのは、成田氏が持つ「現場目線の切実さ」と「仕組み化への論理」をいかに融合させるかという点です。
単なる美談に終わらせず、多忙を極めるソーシャルワーカー(MSW)やケアマネジャーの方々が、読んだ瞬間に「これは自分たちのための解決策だ」と直感できるよう、情報を整理し、構成を組み上げました。
本書の見どころ
- 「主役」ではなく「潤滑油」という視点:身元保証を「家族代わり」という抽象的な言葉で片付けず、専門職の業務を円滑にするための「インフラ」として再定義しています。
- 20年の現場経験に基づくリアリティ:おむつ交換から施設相談員までを経験した成田氏だからこそ書ける、現場の「痛み」に寄り添った内容です。
- 信頼を可視化する仕組み:業界の不透明さを払拭するための「4ページの契約書」や外部監査体制など、論理的な裏付けについても詳しく触れています。
伸滋Designとしての関わり
私は常々、「伝わるを科学する」をテーマに、複雑な情報を整理し、相手の脳に負担をかけないコミュニケーションをデザインしています。
本書においても、成田氏の熱い想いや膨大なインタビュー記録を、「なぜ、今このサービスが必要なのか」という納得感のあるストーリーへと再構成しました。専門家の知見を、必要としている人へ届ける。その一助となれたことを嬉しく思います。
書籍情報

- タイトル: 病院・施設の「潤滑油」になる: 現場20年から導き出した、身元保証の在り方と専門職のための新・インフラ
- 著者: 成田 創太 氏
- 編集・執筆協力: 村中 伸滋(伸滋Design)、渡邉祐一 (京都五力財団)
- 発売日: 2026年4月1日
- 販売場所: Amazon Kindleストア